JB23Wの旧型ジムニーのシリンダーヘッドメンテナンス 自身のJB23W-6型 203,000km走行しました。17年間、様々な走行をしてきました。通勤もあれば、クロカン走行はもちろん、ダートレースもあれば、ロッククローリング低速走行、4x4トライアル走行、などもありましたが、エンジンはノントラブルを通してきました。 先日のアウトドアーキャンプへ向かい、IMPSスタディーフィールドへ到着後、エンジン低回転時に1気筒爆発していない様子でした。完全未燃焼状態では無いことが判明し、後日即エンジン整備に入ることにしました。 ジムニービギナーもベテラン諸兄も、遠征到着後のトラブルはこれから楽しみたい気持ちが沈むと思います。こうしたトラブルは通常あってはならないので、日頃のメンテナンスがとても大切です。また、予備のスパークプラグやスパークプラグレンチ、ベルト、油脂類などなど、最低限予備応急パーツは常備すると良いのです。アウトドアー道具の準備もとても大切ですが、ジムニー道具の準備も考えると面白い時間が過ごせると思います。 早速、ピットでシリンダーヘッドを分解すると、1番気筒シリンダーヘッド・エキゾーストバルブのフロント側にダメージがありました。排気ポートからライトを照射すると、なんと隙間から光が見えます。ひどい状態です。 シリンダーの摩耗もあります。ピストンサイドスカート付近のシリンダー・クロスハッチが消えかかっています。未燃焼によるスラッジ堆積もあります。 異常があった1番気筒エキゾーストバルブは当たり面から欠けるようなダメージです。当たり不良は以前からあった様子です。定期的な圧縮圧力測定を行い、バルブ・メンテナンスを行うと良いです。 スラッジを少し洗浄してみてヘッド燃焼室をチェック。目に見えるクラックなどは無い様子。 3つの燃焼室を磨いておき、機械加工組み付けを依頼しました。 ヘッドバルブは全て純正新品パーツに交換と同時に、バルブスカート磨き込みを行っておきました。バルブステムはマスキングを入念に行います。 インテーク・バルブ エキゾーストバルブ ヘッド吸排気ポートも悪い影響の出ないレベルでポート研磨を施しました。 作業は続く、、、