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JB23W-4型 MT ECMの異常

2002年式 JB23W-4型にてO2センサーヒーター系統のダイアグコードを検出 ダイアグコードはコンビネーションメータのエンジンチェックランプ点灯で異常コードが検出されたことをドライバーに知らせます。整備時に診断機と車両を接続して異常コードの種類を調べます。診断機器がない場合は、車両を診断モードにさせてコンビネーションメーターのエンジンチェックランプの点滅回数を調べ、該当する異常コードをサービスマニュアルから調べます。整備レスポンスは診断機器と接続することが効率が良いのです。異常コードからO2センサーを点検。O2センサーのヒーターの断線やショートをテスターで点検。異常は見受けられません。診断機でデータモニター(エンジンセンサー信号電圧や情報のリアルタイムデータ)を見ていると、O2センサーが正常にも関わらず、ヒーターが不活性化のままです。エンジン暖気後は活性となるはずです。 O2センサー以外に、気になるセンサーの劣化があったので、交換。ノックセンサーです。ノックセンサーの樹脂が劣化してしまい、内部の配線にダメージがある可能性があります。配線図からO2センサーへ影響する可能性も考えられます。 点検した結果、ECM内部異常の診断結果となりました。サービスマニュアルのフローチャート通りの結果でしたが、過去にECMを交換した痕跡がありました。ECMのモデル型式を調べると、車両年式とマッチしていません。 ECM内部異常の何が異常なのかは我々にはわかりません。基盤の損傷なのか、プログラムデータのバグなのか、2002年式は修理のためのリプログラミングは不可なので、交換となります。 試走を行い、診断機にて再度DTCを確認。無事に異常コードは検出されなくなり、エンジンチェックランプも消灯。過去に他店で行われた整備では適正に作業をされていない場合もあるため、冷静にひとつひとつ調べていくことを要します。