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6月, 2020の投稿を表示しています

2020.6.28 IMPSクロスカントリー走行会 & アウトドアーDay Campの会

2020 6.28 IMPSクロスカントリー走行会&アウトドアーDayCampの会が開催されました。 IMPSスタディーフィールドに早々と到着メンバーさんがものすごく快適なタープを設営!いつもありがとうございます。午前中のフィールドは天候は強めの雨模様だったとのこと!久しぶりのIMPSクロカン走行会は雨のシリアスオフローディング。 続々とメンバー諸兄が到着です。 JA11Cはシリアスオフロードにいつだっていてほしい。頼もしい限り。 コース造成が年内に入りそうです。ロックセクションも拡張予定。 海外からのJA11Vメンバーもめきめきと上達中。 なんでもない轍ですが、エアーダウンを怠ると、 登り切りの荷重移動でリアタイヤ空転 すぐに!リカバリー!リカバリーもクロカンの練習の一部です。 また次回、4x4にシフトして楽しみましょう〜

JM23Wリアアクスル周りのメンテナンス

ジムニーは前後アクスルリジットです。アクスルチューブの端にドライブシャフトが差し込まれます。デフオイルを密閉するオイルシールを定期交換となりました。合わせて、オイルシールリテーナーとリアドライブシャフトベアリングを交換。JB23W-7型以降からリテーナーがABSセンサーカラーと一体式に。 ジムニーは誕生以来、リアドライブシャフトは半不動式。ボールベアリングはプレロードを掛けられない構造。定期的なリアドライブシャフトベアリング交換により、ドライブシャフトの安定した回転も維持されます。 リア・サスペンションアームブッシュの破断を確認。交換となりました。ゴムが硬化しており柔軟性を失っています。アクスルが捻れることでバインディングが働く部分であり、操安性に強く関与します。 定期的な交換を行っていない場合、取り付けボルトがブッシュカラーに固着することが多いのです。今回は1箇所。アクスルブラケットがコの字形状であるため、ボルトを切断する以外取り外す方法が無いのです。なぜ、ブッシュカラーとボルトが固着するのか?考えられるのはボルトナットの緩み・締め付けトルク不良(クロスカントリー走行後はボルトナットの締め付け点検を推奨しています)からボルトが振動して摩耗を始め、ボルトとカラーの表面が削れはじめ、水分などにより錆が発生し固着するのではないかと推測。もしくは、ボルトとブッシュカラーの表面処理メッキが弱い可能性がある。長年ジムニーオンリーのメンテナンス作業をしていると細部に渡り要因が気になるのです。 IMPSラテラルロッドピローブッシュを点検。ピローブッシュが摩耗しており使用限界。ピローブッシュは金属同士のブッシュ。摩耗が進むとピローベアリングにクリアランスが広がりガタつきがでます。ステアリングの応答性も悪化。 IMPSラテラルロッドはピローブッシュがアイレットボディーに圧入されかしめされています。ブッシュのみの交換は推奨できません。新品アイレットボディーに組まれた補修パーツになります。ロッドの曲がり損傷を点検。ロッド長の調整はピローブッシュアイレットのスレッドが左右ネジによりロッドターンバックルにて長さ調整します。 組み付け後の試走では明確なサスペンションの動きに復帰。一般路とクロスカントリー走行ではサスペンションの役割はとても多いです。こまめなメンテナンスが重要です。

IMPSアルティメイトL.S.Dリアのオーバーホール

IMPSオリジナルL.S.DアルティメイトL.S.Dリアのオーバーホール 前回のオーバーホールは8年前でした。L.S.Dオイル交換からクラッチディスクのスプライン片が見つかり、作業提案いたしました。 O/H前の試走では、L.S.D差動開始が鈍く遅くなっている手応えがありました。アクセルペダルのON/OFF操作によりIMPSアルティメイトL.S.Dリアを緻密にコントロールさせるために定期的な点検とオーバーホールは欠かせません。 クラッチディスクは消耗品となります。1枚1枚の摩耗は非常に少ないですが、合計16枚(片側8枚)の摩耗の総和から判断してクラッチディスクを交換。クラッチディスクはオーバーホールキットとして用意しています。オーバーホールキットにはイニシャルトルク復帰のために厚みの異なるクラッチディスクも入っています。 今回のオーバーホールでは、65度カム・プレッシャープレートの交換も行いました。65度カムが使用限界を超えていたためです。クロスシャフトがカムに入り込むことで、プレッシャープレートが押し広げられ、クラッチディスクに荷重を掛け、すべり接続します。クロスシャフトはサイドギアとクロスシャフトピニオンギアと同期するので、非常に大きな荷重が掛かり、受け持つプレッシャープレートのカムが長年の使用で摩耗するのです。 分解洗浄後、測定を行い、L.S.Dを組み付けイニシャルトルク測定。L.S.Dサイドベアリング交換。デフASSYへ組み付け前にデフ・ピニオンギアプレロード点検。デフASSYへ組み付け。 ジムニーへ装着し、試走を行いL.S.D差動確認。適正なL.S.D効果に復帰しました。 定期的なL.S.Dオイル交換は大切です。走行頻度によっては定期的なL.S.Dオーバーホールを推奨しています。