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6月, 2021の投稿を表示しています

2021.6.27 IMPSクロスカントリー走行会 in IMPS STUDY FIELD

6月27日はIMPSクロスカントリー走行会でした。 天候は雨予報。この季節はささいな雨もシリアスオフロードになります。気温の上昇も少なく、岩の温度も土の温度も上がりにくい。水分を含んだ土は緩く、ギヤの選択は慎重にせねばならない季節。当日は雨はほとんど降らずにすみました。 昨年から新たに大規模コース改修がされ、チューニングセッティングされたジムニーを基準に、ベーシックなレイアウトはビギナーが覚えなければらない走行練習を楽しめます。 アイスコーヒーも美味しい季節になりました。夏のオフロードシーズン本番!はもうすぐそこなのです。 また次回、4X4にシフトして楽しみましょう〜

1994年式 JA11C トランスミッションとトランスファー・オーバーホール・IMPSロックロブスターローギヤーセッティング

  長年ワンオーナーJA11C 101900km走行。初めてのオーバーホールを行いました。 トランスミッションとトランスファーに堆積した汚れを分解洗浄。オイル交換では落としきれない微細な金属摩耗粉が堆積します。 変速部ハブやギヤを点検。メンテナンス良好のためギヤにはダメージは最小限度でした。シンクロナイザリング消耗パーツを交換。ベアリングをすべて交換。 変速ハブへはめ合うシフトフォークが摩耗限度を超えており、新品パーツへ交換。 トランスファーオーバーホールに伴い、IMPSロックロブスター・ローギヤーをセッティングとなりました。カウンターギヤは歯面鏡面加工を施してあります。歯音を抑えるためです。 プロペラシャフトをオーバーホールを提案。CVジョイントを6箇所全て交換。 プロペラシャフトはトランスミッションからトランスファーへ接続され回転して駆動力を伝達。トランスファーから前後アクスル・デファレンシャルへ接続され、デフを介してドライブシャフトからホイールタイヤヘ駆動力が伝達されます。 ギヤボックスとアクスル・デフの相関関係があるので、等速性を持たせるために、CVジョイントが必要になってきます。駆動力がCVジョイントスパイダーとローラーベアリングに集中。グリース切れにより焼き付きはじめると、スムーズな動きとならなくなり伝達効率が低下。 シャフト側とフランジ側それぞれの回転にズレが生じるため等速性が下がるのだとおもいます。 防錆ブラックをペイント。スライドヨークブーツ蛇腹を交換。 トランスミッションメインシャフトのメッキ処理とT/Mケース、T/Fケース塗装処理をユーザー持ち込み(通常受付ません)部品待ちのため作業待機中。

JA11 F6Aエンジンメンテナンス & ターボチャージャーオーバーホール

 JA11V 1992年式 F6Aエンジン不調のためメンテナンスを行いました。29年経過のF6Aは定期的にメンテナンスをしてきた様子がありましたが、エンジンオイル消費過大、冷却水消費過大、パワーダウンなどの症状が発生。 冷却水系統へエンジンオイルが混入しています。冷却水が白濁状態。このまま走行を続ければ、エンジン焼き付きやタービンブローになります。 冷却水系統へエンジンオイル混入する要因は様々あります。オーバーヒートなどにより、シリンダーヘッドが歪んでいる可能性が高いです。シリンダーヘッドとエンジンブロックの間のヘッドガスケットの異常も推測されます。 ラジエータホースを取り外し、ラジエータオーバーホールとなります。 冷却水系統へエンジンオイル混入したため、ウォーターホース類はすべてオイルによりダメージがあるため全て新品パーツへ交換です。 ウォーターホース、ヒーターホース、ヒーターコア洗浄、エミッションホースとすべて純正新品パーツへ交換していきます。 抜き取った冷却水は大量のエンジンオイルが入り白濁。 F6Aの状態悪化のため、リフレッシュ。ヘッドインテークマニホールドサイドは冷却水通路が広くとられている構造です。 リフレッシュされたヘッドエキゾーストサイドは排気ポートの面研を行っており、エキゾーストマニホールドガスケットの密着性がリフレッシュ。シリンダーヘッド、ブロックもすべて点検され、高精度に面研され完全リフレッシュ。 エンジン始動暖機後に大量の白煙とタービン異音を確認。 ターボチャージャーを点検。タービンブレードシャフトの異常があります。 ターボエキゾースト排気側を点検。エンジンオイルがターボから排気系統へ漏れています。 補機類の点検やコンディション維持はエンジン本機に影響を及ぼすため、重要なメンテナンスメニューです。 エキゾーストマニホールドを点検。マニホールドロアーカバーの背面側に排気ガスの痕跡が見受けられます。マニホールドのクラック(ひび割れ)が考えられます。 新品純正エキゾーストマニホールドへ交換。鋳鉄製。そして下部に配置されるエンジンマウント左側が破断しています。左右エンジンマウント交換。エンジンマウントはゴムブッシュが振動を減衰するため重要な機能があります。 エンジンマウントゴムブッシュ破断があったためもあり、振動が第1マフラーへ入っていた様子。クラッ