スキップしてメイン コンテンツに移動

1994年式 JA11C トランスミッションとトランスファー・オーバーホール・IMPSロックロブスターローギヤーセッティング

 
長年ワンオーナーJA11C 101900km走行。初めてのオーバーホールを行いました。

トランスミッションとトランスファーに堆積した汚れを分解洗浄。オイル交換では落としきれない微細な金属摩耗粉が堆積します。


変速部ハブやギヤを点検。メンテナンス良好のためギヤにはダメージは最小限度でした。シンクロナイザリング消耗パーツを交換。ベアリングをすべて交換。

変速ハブへはめ合うシフトフォークが摩耗限度を超えており、新品パーツへ交換。




トランスファーオーバーホールに伴い、IMPSロックロブスター・ローギヤーをセッティングとなりました。カウンターギヤは歯面鏡面加工を施してあります。歯音を抑えるためです。

プロペラシャフトをオーバーホールを提案。CVジョイントを6箇所全て交換。
プロペラシャフトはトランスミッションからトランスファーへ接続され回転して駆動力を伝達。トランスファーから前後アクスル・デファレンシャルへ接続され、デフを介してドライブシャフトからホイールタイヤヘ駆動力が伝達されます。

ギヤボックスとアクスル・デフの相関関係があるので、等速性を持たせるために、CVジョイントが必要になってきます。駆動力がCVジョイントスパイダーとローラーベアリングに集中。グリース切れにより焼き付きはじめると、スムーズな動きとならなくなり伝達効率が低下。
シャフト側とフランジ側それぞれの回転にズレが生じるため等速性が下がるのだとおもいます。

防錆ブラックをペイント。スライドヨークブーツ蛇腹を交換。

トランスミッションメインシャフトのメッキ処理とT/Mケース、T/Fケース塗装処理をユーザー持ち込み(通常受付ません)部品待ちのため作業待機中。