JB74W型ATジムニーシエラのお客様より、タイヤおよびホイールのセッティングならびにサスペンションの調整のご依頼をいただき、事前にパーツを手配した上で作業を実施いたしました。サスペンションキットには、モトレージ・スペシャルビルシュタイン46ダンパーおよびモトレージ・テラホットコイルスプリングを採用し、最適化を図りました。タイヤおよびホイールのセッティングでは、標準の15インチホイールから16インチへの変更を予定しております。タイヤにはヨコハマタイヤ・ジオランダーX-ATの装着を計画しておりますが、現在バックオーダーのため、後日改めて作業を行う予定です。 IMPSでは、ユーザーの走行環境や使用頻度に基づき、最適なタイヤおよびサスペンションキットのセッティングを提案しています。ジムニーのタイヤ構成は、主にヨコハマタイヤのMT(マッドテレーン)、AT(オールテレーン)、およびその中間的な特性を持つX-ATで構成されています。クロスカントリー走行を主とするユーザーにはMT、一般道路(アスファルト)中心の走行にはAT、林道やキャンプ場へのラフロード、あるいは渓流釣り場などの未舗装路にもX-ATが適しており、アスファルト路面を含めた総合的なグリップ性能ではX-ATが優れています。これに伴い、走行シーンに応じた適切なサスペンションセッティングも極めて重要です。
ジムニー・ノマド2型(JC74W)の新車購入者より、走行性能に関するご要望をいただき、セッティングを実施いたしました。JC74Wの課題は車体運動性能にあり、車両設計上の仕様は固定されていますが、サスペンションの調整に対する不満が増加しております。一般走行時の車体のふらつきやコーナーリング時の姿勢制御の不安定性を改善するため、ダンパーおよびサスペンションアームのブッシュ計12箇所を最適化いたしました。ダンパーには「motorage・スペシャルビルシュタイン46(ノーマル長)」を採用し、コイルスプリングは標準のまま車高を維持しております。サスペンションアームのブッシュはアクスルのバインディングに大きく影響するため、操縦安定性を重視した仕様に変更いたしました。ブッシュの交換は圧入方式で行っております。 motorageスペシャル・ビルシュタイン46は、46mmの大口径ピストンと外径50mmの高剛性シリンダーを採用した単筒式ダンパーであり、大量のオイルを安定した減衰力で制御することが可能です。内部にフリーピストンを内蔵しているため、オイルとエアの混合を防ぎ、エアレーションやキャビテーションを抑制することで、一貫した減衰性能を実現しています。 リアビューを確認したところ、スズキおよびジムニーのエンブレムが速やかに取り外され、代わりにIMPS限定エンブレムが装着されていました。ご対応に感謝申し上げます。