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2月, 2020の投稿を表示しています

IMPSゼロラインサスペンション フォックスダンパーセッティング

IMPSゼロラインサスペンションキットに採用中のフォックス社製ダンパーをJA11に装備するためIMPSオリジナルバルビングにセッティング。 ホースリモートリザーバーのリモートリザーバーは6061-T6アルミビレット・CNCマシンカット。内壁外壁にブラックアナライズド表面処理。リモートリザーバー・フリーピストンの摺動抵抗が少なくなった感触があり、安定した減衰力の立ち上がりとスムーズなストロークに最適化されています。 スプリングのマッチングと車高設定が性能を発揮させるために必要です。

JB74W JC 4AT シフォンアイボリーメタリック・ブラック2トーンルーフ

 ジムニー JB74W 4AT JCがセッティングの為入庫したので、ディティールを見てみました。 IMPSで見るのは少ない最上位モデル。ドライバーにとって快適に使えるように、細かい部分のデザインも前モデルと比較すると洗練されたとおもいます。  スクエアなルーフトップ形状。ブラック2トーンのペイントは生産ラインにてどのように塗装工程を経ているのか?気になる部分です。  シフォンアイボリーメタリックのカラーリングの色合いも4X4らしい風情を感じるカラーですね。  JCはヘッドライトバルブがLEDハイローヘッドライト。オートレベリング機構。LEDポジションランプ付き。レンズカットで目の輝きが異なりますね。 ヘッドライトウォッシャー付き。ノズルが突起しているので主張していますね。温水がでるようにすると良いです。  K15B 1500cc 4サイクル4気筒エンジン。ジムニーの最大の魅力のひとつである縦置きエンジン縦置きトランスミッション。パートタイム4x4では通常2WD。FRスタイル。個人的にも、魅力を感じる部分がマニアックかもしれませんが、縦に置いたエンジンは格好良いと思います。R06A 660ccではエキゾーストマニホールドが装備されなくなりましたが、(ヘッド内部にポートを設けた構造は非常に面白いと思います)こちらも個人的にはエキゾーストマニホールドがあると格好良いと思います。  エアコンも小型化されています。配管の曲げはラダーフレーム間とエンジンルームに収めるための形状でしょうか。  ラジエターアッパーホースからエンジン後方へ伸びるウォーターパイプ。  電子スロットルバルブ。スロットルボディーに電動モーターが設けられ、スロットルバルブを電動モーターで開閉。ジムニー初の電制スロットル。  アルミ合金製エンジンオイルパン。R06A同様の材でしょう。非常に格好良いとおもいます。エンジンとトランスミッションのねじれ剛性を引き上げるためオイルパンへミッションケースベルハウジングが接続されています。このドッキングにしたかったからアルミ合金製鋳造法に選択したと推測。オイルパン前方(アクスル上部)には格子状のリブがあります。歪みに対する補強リブと、放熱効果もあるとおもいます。造形が格好良いです。  ミラーヒー

JA12W エキゾーストマニホールド & ターボオーバーホウル

 JA12W エキゾーストマニホールド割れにより排気漏れ修理 JA12WはF6Aエンジン搭載です。F6A純正エキゾーストマニホールドを長年使用を続けているとエキゾーストマニホールドがタービン取り付けボルト周りフランジから割れてしまうことが多く、ジムニー多頻度整備作業です。  もはやクラックではなく鋳物割れになってしまいます。主な要因は、ターボが吊り下げ式にエキゾーストマニホールドからマウントされ重量物であるマフラーの振動がエンジン排気熱により熱せられた鋳物エキゾーストマニホールドへ伝わり、曲げの小さい部分に応力が集中し、クラックが発生。クラックが進行を続け割れてしまうとIMPSでは考えています。(初期純正エキゾーストマニホールドには補強リブが無く、現行部品ではリブ有り)  エキゾーストマニホールドの割れにより大量の排気ガスが漏れている場合、ターボが異常回転を続けている可能性が強いので、付帯整備としてターボオーバーホウルを推奨しています。IMPSではターボオーバーホウルはタービンオーバーホウル専門業者から供給を受けています。  スパークプラグも点検。どのくらい以前に交換されたのかわかりませんが、熱価5番でした。使用限度を超えていました。新品スパークプラグに交換します。市街地向けに熱価6番とします。良質なスレッドコンパウンドを塗布して組むます。スパークプラグのガスケットはプラグ交換で行います。ここも重要なガスケット性能が必要です。  デストリビューターキャップとローターも点検後交換しました。 デストリビューターは高電圧を分配する部分です。 ディストリビューターをローターの接点は使用を続けていると電極が劣化。電気抵抗増加。ギャップが広くなってしまうとスパークプラグに点火しなくなります。 同時に、スパークプラグコードも要点検。コードも接触部分が劣化。接触不良になるとエンジン始動できなくなります。定期的に交換を推奨しています。 関連性が強いところも点検を行い、メンテナンスすることが大切です。

JB74Wジムニー トランスファーローギアーセット組み込み

 JB74W ジムニーシエラへトランスファーローギアーセットをセッティング (写真上:ノーマルギア・メインギアローとカウンターギア 写真下:ローギア・メインローとローギア・カウンターギア ZEALローギアセット) 並べて見ると歯数の違いが一目でわかります。そして、ローギアセットの精度が非常に高く、メインギアとハブ嵌合部の強度を考えた作り込みになっていることも秀悦です。 組み付け前にローギア製品保護油を洗浄しておきます。  トランスファーオーバーホールも合わせて作業します。パーツを洗浄して点検後、ベアリングを新品へ交換。シフトフォークを切削加工を要します。当然ながら切削による切削粉は混入させないよう作業に配慮しなければなりません。  ケースも切削加工を要するので、ここでも切削粉の混入があるのでベアリングを外した状態で作業を行い洗浄した後ベアリングを組み込みになります。  組み付けではレバー式になったので、分組みやすい構造になっていました。 カウンターギア・ローギア部とメインギア噛み合い部分。  カウンターギア・ハイギアとメインハイギア(ノーマル)噛み合い部分。 ケースを閉じ、フランジを適正なトルクで締め、車両取り付け後試走して完了。 ローギアードにより、JB74Wローレンジ走行がしやすくなります。