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JA12W エキゾーストマニホールド & ターボオーバーホウル

 JA12W エキゾーストマニホールド割れにより排気漏れ修理

JA12WはF6Aエンジン搭載です。F6A純正エキゾーストマニホールドを長年使用を続けているとエキゾーストマニホールドがタービン取り付けボルト周りフランジから割れてしまうことが多く、ジムニー多頻度整備作業です。
 もはやクラックではなく鋳物割れになってしまいます。主な要因は、ターボが吊り下げ式にエキゾーストマニホールドからマウントされ重量物であるマフラーの振動がエンジン排気熱により熱せられた鋳物エキゾーストマニホールドへ伝わり、曲げの小さい部分に応力が集中し、クラックが発生。クラックが進行を続け割れてしまうとIMPSでは考えています。(初期純正エキゾーストマニホールドには補強リブが無く、現行部品ではリブ有り)

 エキゾーストマニホールドの割れにより大量の排気ガスが漏れている場合、ターボが異常回転を続けている可能性が強いので、付帯整備としてターボオーバーホウルを推奨しています。IMPSではターボオーバーホウルはタービンオーバーホウル専門業者から供給を受けています。

 スパークプラグも点検。どのくらい以前に交換されたのかわかりませんが、熱価5番でした。使用限度を超えていました。新品スパークプラグに交換します。市街地向けに熱価6番とします。良質なスレッドコンパウンドを塗布して組むます。スパークプラグのガスケットはプラグ交換で行います。ここも重要なガスケット性能が必要です。

 デストリビューターキャップとローターも点検後交換しました。
デストリビューターは高電圧を分配する部分です。
ディストリビューターをローターの接点は使用を続けていると電極が劣化。電気抵抗増加。ギャップが広くなってしまうとスパークプラグに点火しなくなります。
同時に、スパークプラグコードも要点検。コードも接触部分が劣化。接触不良になるとエンジン始動できなくなります。定期的に交換を推奨しています。

関連性が強いところも点検を行い、メンテナンスすることが大切です。