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9月, 2015の投稿を表示しています

IMPSアルティメットL.S.D タイプ1を取り付け

JA11へIMPSオリジナルL.S.DのアルティメットL.S.Dをインストール タイプ1、2WAYの65度カム角を提案し、取り付け。 (リングギアは商品に含まれません。サイドベアリングは別途となります) 左右のリアドライブシャフトを引き抜き、デフキャリアアッセンブリーをアクスルから取り外します。  装備されていたデファレンシャルギアのバックラッシュを見ておきます。少しバックラッシュが多かったことが確認されました。 装備されていたのはL.S.Dでした 20年近く前の純正L.S.Dかと思われます。クラッチ部のフリクションディスクは左右合計4枚。コーンスプリング式。クラッチの容量が少なかったのです。差動タイミングや差動効果も良くなかった頃ですね。時代を感じます。  なので、L.S.DからL.S.Dへアップグレードです。 IMPSアルティメットL.S.Dタイプ1をリングギアに組みます。取り付けるボルトを適正に締めます。リングギアが歪むような取り付けはバックラッシュが適正でなくなるため、厳禁です。左右のサイドベアリングはスズキ純正部品にて新品を取り付けます。 デファレンシャルキャリアにL.S.Dを取り付け、サイドベアリングのプリロード調整をしたのち、リング&ピニオンギアのバックラッシュ調整。最低でも3箇所が適正値になるようにダイアルゲージで確認します。 アクスルにデフキャリアアッセンブリーを取り付け、左右ドライブシャフトを組み付け、ブレーキオイルをエア抜きし、試走後、完了です。 L.S.Dのアップグレードは感動モノです。トラクションデバイスのなんたるかを知ることになりますね。今では、IMPSアルティメットL.S.Dがスタート地点になっているので、その大きな恩恵の過程が速く良いのですが、すべり接続を体感する楽しみはL.S.DからL.S.Dにすることでよりわかりやすいものでしょう。新しいトラクションを得て、フィールドへ。

IMPS アルティメットL.S.D タイプ2を取り付け

4X4IMPSオリジナルL.S.DのアルティメットLSDはプレッシャープレート2WAYのカム角65度と55度の2種類を選択可能です。今回の取り付け(JB23W A/T)ではカム角55度のセッティングで取り付け。  ジムニーはアクスル前方より、デフキャリアアッセンブリーでデファレンシャルが取り外せます。 ノーマル状態のバックラッシュを見ておきます。  リングギア、サイドベアリング、サイドベアリングキャップ、ボルト類を取り外し洗浄し、IMPSアルティメットL.S.Dに取り付け。  デファレンシャルキャリアに取り付け。サイドベアリングのプリロード調整。 サイドベアリングプリロード調整後、リング&ピニオンギアのバックラッシュ調整。 アクスルに取り付け、LSDオイルを入れ、ブレーキ配管を取り外したので、ブレーキオイル交換し、各部組み付け、試走し、完了です。 装着後、コーナーリング、ターンインがスムーズに左右の差動を機械制御しています。アクセルの調整量に応じて、駆動力がすべり接続する幅が広めです。直進性も良好です。

ハブベアリング・メンテナンス

JB23W-9型、総走行距離2万kmに差し掛かり、ホイールハブベアリングのグリースアップ。ハンドル振れがわずかに発生する時があり、これからのことを考えきちんとグリースアップを提案させていただきました。O/Hではなくメンテナンスです。 JB23はハブベアリングがボールベアリングタイプ。ハブ単体も肉厚は薄く軽量かと。 新車ではハブベアリングやキングピンベアリングのグリースは最小限度で組まれているようです。クロスカントリー・オフロード走行をこれから走行していく前に、グリースパッキングをします。  新車状態なのに?グリースが、、、少ない?とおもわれますが、生産ラインの検査を通過して販売しているので、これが正常です。  キングピンベアリングもグリースパッキングは最小限度。純正グリースはマルチパーパスでしょう。純正グリースを洗浄し、エアーブローして取り去ります。エアーブローのときはベアリングをエアーで回転させないように、しっかりグリースを飛ばします。  キングピンベアリングにグリースパッキング。組み付け時に余ったグリースは取り去ります。  ハブベアリングのグリースパッキング。ベアリングパッカーを使用してノーマルのグリースを吐き出し、パッキング。ハブベアリングのボールの隙間からエアーフリーハブのエアーが通過します。  ハブ・ナックル内部にもグリースパッキング。流れ落ちにくいように上部にもグリースアップ。キングピンベアリングのところはベアリンググリースで。走行してしまえば混ざるかとおもいますが、IMPS的には気にしています。 ドライブシャフトのCVジョイント周りのMPグリースは取り去り、モリブデン系グリースでパッキング。写真では目一杯パッキングしているように見えますが、アクスルのナックルとハブナックルの隙間を埋めるようにパッキングしています。適正量でないと、オイルシールからグリースが漏れ出てきてしまいます。 キングピンベアリング・プリロードとハブベアリング・プリロードを調整し、液状パッキンを塗布し、組み付けし、4WDへシフトし、エアーフリーハブの稼働を確認し、試走し、完了となります。 適正なグリースパッキングにより、ジムニーに頻繁におきる(特にキングピンベアリングの給油不足)ハブトラブルを起きないようにします。