スキップしてメイン コンテンツに移動

IMPSアルティメットL.S.D タイプ1を取り付け

JA11へIMPSオリジナルL.S.DのアルティメットL.S.Dをインストール
タイプ1、2WAYの65度カム角を提案し、取り付け。
(リングギアは商品に含まれません。サイドベアリングは別途となります)

左右のリアドライブシャフトを引き抜き、デフキャリアアッセンブリーをアクスルから取り外します。


 装備されていたデファレンシャルギアのバックラッシュを見ておきます。少しバックラッシュが多かったことが確認されました。

装備されていたのはL.S.Dでした
20年近く前の純正L.S.Dかと思われます。クラッチ部のフリクションディスクは左右合計4枚。コーンスプリング式。クラッチの容量が少なかったのです。差動タイミングや差動効果も良くなかった頃ですね。時代を感じます。


 なので、L.S.DからL.S.Dへアップグレードです。
IMPSアルティメットL.S.Dタイプ1をリングギアに組みます。取り付けるボルトを適正に締めます。リングギアが歪むような取り付けはバックラッシュが適正でなくなるため、厳禁です。左右のサイドベアリングはスズキ純正部品にて新品を取り付けます。

デファレンシャルキャリアにL.S.Dを取り付け、サイドベアリングのプリロード調整をしたのち、リング&ピニオンギアのバックラッシュ調整。最低でも3箇所が適正値になるようにダイアルゲージで確認します。

アクスルにデフキャリアアッセンブリーを取り付け、左右ドライブシャフトを組み付け、ブレーキオイルをエア抜きし、試走後、完了です。
L.S.Dのアップグレードは感動モノです。トラクションデバイスのなんたるかを知ることになりますね。今では、IMPSアルティメットL.S.Dがスタート地点になっているので、その大きな恩恵の過程が速く良いのですが、すべり接続を体感する楽しみはL.S.DからL.S.Dにすることでよりわかりやすいものでしょう。新しいトラクションを得て、フィールドへ。