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4月, 2021の投稿を表示しています

JB23W-10型 新品トランスファー・ユニット・4Low-ローギヤーセッティング

JB23W-10型 トランスファーユニット新品単体へ4Low-ローギヤーセッティングを行いました。JB64Wトランスファーとはシフト構造が異なります。 カウンターギヤとメインローギヤをセッティング。電動アクチュエーター位置調整を行い組み付け。車両搭載後、I/Gオンにて4WDコントローラーが電動アクチュエーターのイニシャルチェックを自動調整したのちシフトを確認して完了となります。 クロスカントリー走行のための4Lowを、より最適化するためのLowギヤード採用です。低速走行によるタイヤの回転数は、タイヤの変形に作用するプッシュ&プルの駆動力を大きくすることが可能のためタイヤグリップを得やすくなるのです。 4Lowが低くなったからだけではなく、ローギヤーをドライバーがコントロールすることが大切なのです。

JB23W-6型 4WDトランスファーギヤセッティング

  JB23W-6型 4WDギヤセッティングを行いました。ボタン操作で4WDシフトする、電動シフト・トランスファーギヤボックスはJB23W-10型までです。 付帯するベアリングを交換組み付けとしました。3軸式ギヤトランスファーはシンプルながら、チェーンドライブとするジムニーの中でも優秀なギヤユニットだとおもいます。

JB23W-6型 K6Aエンジン冷却剤 KEMITEC PG55 HQ セッティング

  KEMITEC PG55 HQ IMPS別注イエローカラーを採用しました。リーズナブルな価格でありながら、水温安定性が優れています。 キャンペーン中のクーラントメンテナンスプレートを装備しました。リアルカーボンプレートにプリントされた空蘭に交換日付を記載。

JB23W-6型 クラッチオーバーホウル・組み付け

クラッチオーバーホウル組み付け。分解を行い各部を点検。 クランクケースオイルギャラリーボルトのシール性を修復。この部分のオイル通路はタービンへ送られるクランケースの油路です。シール剤の異物混入に細心の注意をします。クランクシャフトリヤオイルシールを交換。オイルシールの取り外しによるクランクシャフトフライホイールフランジにダメージを与えない作業となります。 フライホイールのクラッチディスク当たり面の歪みを点検測定。歪みがある場合は修正または交換です。センターのパイロットベアリング交換は必須です。 フライホイール取り付けボルトを新品交換。純正パーツにはスレッドにシール剤があらかじめ塗布されているためです。6本使用でフライホイール専用ボルトです。 フライホイール取り付け。6本のフライホイールボルトは適正なトルク締め付け管理が重要です。 クラッチディスクとクラッチカバーを取り付け。クラッチの交換はディスクとカバーのセット交換です。 トランスミッションインプットシャフトスプラインを点検。清掃と研磨を行い、インプットシャフト専用グリースを塗布。ミッションケースのスリーブを点検。洗浄と研磨後、良質なグリースセッティングを行います。 レリーズフォークピボットボルトとサポートスプリングを交換。ピボット部分を磨きをかけました。 トランスミッション搭載に付帯してNo'1プロペラシャフトを交換。ヨークのオイルシール当たり面とCVジョインが異常な状態。アッセンブリー交換となります。トランスミッションリヤオイルシール交換。リヤケースからのオイル漏れ修理となりました。 トランスミッションを搭載。クラッチケーブル新品交換と調整。駆動をかけクラッチケーブルを馴染ませ再調整。 クラッチペダルとA・Bペダル可動部をオイル給油。 テスト走行ではスムーズなクラッチワークとしました。

JB23W-6型 クラッチオーバーホウル

クラッチオーバーホウル クラッチユニット取り外し JB23W-6型をテスト走行して確認したところ、クラッチペダルの戻りが非常に悪くクラッチ操作が悪化。マニュアルトランスミッションシフト操作にも悪影響がありました。クラッチユニットの消耗やレリーズフォークの動きが悪化。 クラッチユニットはすべてスズキ純正品。圧着力はノーマルですが、クロカン走行で多用する半クラッチなどの耐久性は高いのです。クロカン多頻度走行ですが、上手くクラッチ操作を行ってきていることが、クラッチカバーのディスク当たり面からわかります。 クラッチカバーのダイアフラムスプリングはプッシュ式。異常が見受けられます。レリーズベアリングの押し出し当たり面が摩耗。ダイヤフラムスプリングレート低下。バネ力が低下のため圧着力低下。クラッチディスクが滑りはじめてしまいます。 クラッチディスクのフェーシングは正常消耗。焼きが入りすぎていない状態。ローギヤ走行で気をつけなければならない部分。 エンジン・フライホイールを取り外し、クラッチディスク当たり面点検やパイロットベアリング交換、洗浄を要します。 トランスミッション取り外し前の点検では、エンジン下部後方よりエンジンオイル漏れが発生。 マニュアルトランスミッションとNo'1プロペラシャフト嵌合部からミッションオイル漏れが発生。トランスミッションリアケースオイルシールとNo'1プロペラシャフトヨーク当たり面不良。 トランスミッションを取り外し、ベルハウジングを点検。エンジンオイル漏れにクラッチディスク摩耗粉が汚れとなり堆積。 クラッチディスク摩耗の汚れはクラッチレリーズベアリングに堆積。レリーズするためのベアリングがスライドする動きが悪化します。 レリーズベアリングの内径にグリース溜まりはあります。グリースが劣化してしまうと摺動が悪化。 トランスミッション・レリーズベアリング当たり面はアルミケースとなり、摩耗が進行した場合ケース交換となります。インプットシャフトのコンディションもクラッチディスクの動きにおおきく影響があります。 クランクケースにあるオイルギャラリーボルトからオイルが漏れてきています。クランクシャフトリヤオイルシールも今後の劣化も含め交換とします。 作業はつづく