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1月, 2024の投稿を表示しています

JB64W-3型/AT ジムニー・サスペンション・セッティング

新車JB64W納車から509km走行後、納車前からチューニングパーツはスタンバイしてあり、段取り良く作業となります。車高20mmUPのモトレージ・20mmUPコイルスプリングとモトレージ・スペシャル・ビルシュタイン(ドイツ本国セッティング)を提案。フロントサスペンションアームはIMPSフロントコントロールアームにてセッティングし、車高変更後のキャスター角を変更。キャスター角変更はノーマル基準値ではありません。車高変更後にタイヤのグリップと直進性、操縦安定性を最適にしなければ、最大のメリットがないためです。 最もシンプルなサスペンションセッティングです。コイルスプリングとダンパーのみでありますが、取り付け後のコイルスプリングの寸法や動き、ダンパー特性とバルビングのセッティング、きちんと考えられて合わせられているので、とても自然にJB64Wのサスペンション性能を引き上げています。リヤサスペンションアームブッシュはIMPSバインディングセッティング。使用目的に合ったジムニーのサスペンション性能になっていると感じます。尚、基本構成を間違ってセッティングを開始することは、本来持っているサスペンション能力を低下させる場合があります。IMPSが考えるセッティングの方向性に、完全に合っているチューニングパーツを提案しています。 上質なRECARO電動リクライニングシートがセッティングされており、試走ではノーマルシートでは感じ取りにくい車体の動きを感じ取れました。試走は長距離走行にはなりませんが、とてもドライバーの身体に絶妙なフィット(バケットシートのような窮屈なフィットではなく)なので、これはジムニーJB64Wロングドライブも楽しくなりますね。

JB23W-10型 IMPSゼロラインR1サスペンションダンパー・セッティング

  IMPSゼロラインR1サスペンションセッティングのIMPSオリジナルバルビング・リモートリザーバーダンパーヘセッティングしました。N1サスペンションキットからのアップグレード作業になりますので、IMPSコイルスプリング、IMPS強化ラテラルロッドピローブッシュ、IMPSフロントコントロールアームなどはそのままに、ダンパー部分のみ交換セッティングとなります。米国のあらゆるオフロードにて2輪4輪車と長年ノウハウを蓄積してきているダンパーメーカーです。シンプルな構造とオフロードシーンを想定したダンパー・ピストンは、ピストンスピード高速域の大容量の減衰力発生の素早い立ち上がりの特性変化が次元を変えます。基本特性をIMPSは理解してオリジナルバルビング(バルブシム構成)をセッティングしています。 リモートリザーバーはアルミニウム合金製削り出しです。表面処理はブラックアルマイトとなっており、内部も非常にスムーズなアルマイト表面処理加工でフリーピストンの動き出しの反応がとても素早いです。内部フリーピストンもアルミ合金削り出しです。リモートリザーバーホースはテフロンステンレスメッシュ被覆高圧対応。フッティングは圧着かしめタイプです。ダンパーオイル漏れやホースへのダメージに対応しています。軽量リモートリザーバーであるものの、軽枠ジムニーでは設置スペースの自由度が低く、タイヤの干渉なども避けるためリモートリザーバーの設置に苦労します。 ダンパー・メインシリンダーはスチールボディーです。倒立式です。強固な材は内部ピストンの摺動摩耗にも強く、外部からのダメージにも強く設計されています。シングルチューブ(単筒)は外気にさらされやすく、ダンパー熱の温度を下げやすいメリットがとても有効です。シングルチューブは外部からの強い衝撃によるダメージは注意して扱ってください。 タイヤはヨコハマ・ジオランダーG003/MT/6.5R16をセッティング。フロント・ブレーキディスクローターはビッグブレーキディスクローターキットをセッティング。ブレーキキャリパーマウントも変更するので剛性アップになります。ディスクローターは鋳鉄製。熱容量アップとなり、ブレーキングタイムにゆとりが生まれ、コントロールしやすくなります。 トータルバランスがとても整い、ジムニーの運動性能を伸ばし、次元の違う、段違いなサスペンションセ