スキップしてメイン コンテンツに移動

JB23W-1型 エアコンユニット交換


JB23W-1型 エアコンユニット交換
エアコンユニット全て交換となります。エアコン整備ではパーツの再使用は基本致しません。再使用した場合、パーツの経年劣化により気密漏れや冷却不足の原因となる可能性が高くなるため作業が重複するためです。

エアコンプレッサー内部からエアコンガスが漏れる場合があります。電磁クラッチ不良やエアコンプレッサー内部金属摩耗によりコンプレッション不良などにより冷却不足の原因になります。

助手席前下側にエバボレーターユニットがあります。ブロワーファンが回転すると空気を吸い込みます。エバポレーターを通過した冷気は吹き出し口に出ていきます。
エバボレーターに付いているエキスパンションバルブ不良やエバポレーターユニット内部に異物混入、放熱フィンの汚れなどが冷却不足の要因となります。JB23W以降はエアコンフィルターが装備されるので、定期的にフィルター交換を推奨します。
エバポレーターケースは大きな損傷が無い場合は再使用します。


ホースとパイプ類も交換。ホースはゴム劣化や継手不良によりガス漏れの要因となります。パイプのOリングやパイプの曲がり損傷もガス漏れの要因となります。

エンジンラジエーターの前にあるコンデンサ交換。車体前方部に配置されるため飛来物などによりフィンとチューブが損傷しています。フィンチューブの損傷はエアコンガスの詰まりになるため冷却不足の大きな要因になります。

新品コンデンサーは丁寧に扱い取り付けます。

ドライヤーレシーバー交換。乾燥剤が入っています。乾燥剤が劣化すると湿気をとれなくなり冷却不足の要因となります。


真空引きは真空度を高めるため、反復真空引きをおこないます。
アイドリング1000RPMにて。

外気温25℃ 室内エバポレータ吸入温度20℃ エアコンフィルター装着前。
センター吹き出し口5〜6℃
外気温30℃を想定しても冷たいコンディションになります。
真夏のジムニードライブが楽しみですね。