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1994年式 JA11 リヤ・アクスル・オーバーホール


リヤ・アクスルとブレーキパーツのパウダーコーティングが仕上がってきました

 とても綺麗に仕上がっています。各部を組み付けてオーバーホールしていきます。

リヤデフ・ハウジングもパウダーコーティング。ベアリングやアクスル取り付け面などはマスキング処理されています。ピニオンギヤ・ベアリングを新品交換。リングギヤとピニオンギヤの歯当たり調整シムを選択します。専用のSST治具を用いて、リングギヤからピニオンギヤ間の寸法を測定。ピニオンベアリング・シムを1回の作業で正確に導き出すため、塑性変形スペーサーの組み付けなども複数回行わず、適正に組み付けることが可能です。測定時のピニオンギヤのプレロードは9kgf/cmにセッティング。プレロードの安定化はベアリングを馴染ませることが大切です。

専用SST治具のセッティングには時間を要します。定盤でダイアルゲージ0点調整が大切です。

リングギヤのドライブ側歯面、コースト側歯面の歯当たりを測定して適正にセッティング。
リングギヤ&ピニオンギヤのコンディションが悪化している可能性がある場合は、光明たんの模様をよく目視点検することが大切です。リングギヤ・バックラッシュも歯当たりに関与します。リングギヤをデフへ取り付ける際は、リングギヤの歪みが起きないよう適正にボルト締め付けトルク管理を行うことが重要です。
ジムニーのアクスルリジットで、クロカン悪路走行で、リングギヤ&ピニオンギヤはとても重要なセッティングです。
アクスルへ搭載して組み付けを行い、試走して完了となります。