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1994年式 JA11 F6Aシリンダー・ヘッド オーバーホール

 

JA11・F6Aシリンダーヘッド・オーバーホールの機械加工が仕上がる

シングルカムシャフト・2バルブのF6Aシリンダーヘッドです。ヘッド面研磨は最小値でお願いしました。歪みも無く良好な面です。オーバーヒートやエンジンオイル管理不足がある場合、ヘッド面の歪みが発生しやすくなります。

2バルブのヘッドバルブもバルブリフェースと摺り合わせも同時に行いました。バルブ当たりがとても精度が出ています。当たり基準値最小値です。当たりが広くなるとバルブ有効径が小さくなってしまいます。ヘッド・バルブシートリングは点検次第でリング製作入れ替えでしたが、特に大きな問題も無く、シートリング研磨加工のみでした。ヘッドは水圧検査も行っています。ヘッドのクラックなど目には見えない部分の検査です。同時にヘッドバルブステムガイド新品交換打ち替えです。

カムシャフトのセラコート(マイクロスリック)が仕上がってきました。オーナーの指定作業です。


カムシャフト・ロッカーアームもセラコート(マイクロスリック)でした。

長らく待ったパーツを組み込みます。バルブリフターSSTはスズキ純正工具を使用しています。2バルブのバルブリテーナーは大きいので作業しやすいのです。バルブステムオイルシール新品交換です。組み付け油はMOTUL300Vエンジンオイルを採用しています。

バルブリテーナーに挟み込まれるコッターは小さな重要なパーツです。バルブリフター工具の窓から丁寧に組んでいきます。

バルブスプリングとリテーナーを全て組み付け後、小プラハンで弱い打撃で落ち着かせます。とても重要な作業です。

バルブ組み上がりを確認。この後、カムシャフトとロッカーアームシャフト、ロッカーアーム、タペット仮調整を行っていきます。

作業はつづく、、、