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JB64W-4型 新車納車前のカスタム・セッティング

JB64W-4型XLミディアムグレーをご購入頂けました。古くからのジムニーユーザー様で、JA11Cを新車から長らく乗り続けましたが、今後の補修パーツの供給などを考え、JA11CからJB64Wへ交換となりました。オーナーさんは予備機としてJB23Wを所有していくそうです。
所有するジムニーは全てクロスカントリーカスタムセッティングをしてきていますので、今回も同様に、それ以上のスペックを装備してからの納車となります。
コーナーウェイトゲージを用いて、ノーマルの重さを計測。燃料残量は2。空乗車。また、1輪ごとの接地荷重も計測。

外装カスタムから装備していきます。シルクロード製フェンダーエキステンションキットやRV4ワイルドグース製サイドシルガード3.2やクロカンバンパーなどをセッティング。
リヤバンパーを交換前にソナーの位置を計測。リヤバンパー交換後もパーキングブザーは作動しなくてなりません。

4x4Lowローギアーをセッティング。4Lowシフトのみローギアーとなります。新品のユニットのなのでベアリング類は再使用します。組み付けでは研削加工が入るため、全て分解したのち、切削粉などの混入が無いように丁寧に組み付けていきます。

IMPSオリジナルのIMPSアルティメイト・リヤ・LSDをセッティング。タイプ2のプレッシャーアングル55°。こちらも新品ユニットなので、ベアリング類は再使用します。リングギア&ピニオンの歯当り、バックラッシュを適正に組み付けていきます。

IMPSゼロラインN1サスペンションキットをセッティング。オリジナルセッティングのダンパーとコイルスプリングを軸にコントロールアーム、ラテラルロッドと全てサスペンション性能を向上させるためのセッティングを行なっていきます。
クロスカントリー走行を想定しているため、サスペンションアームAPIOピボットアームガードをセッティング。
リヤサスペンション周りでもIMPSダンパーとIMPSコイルスプリングを軸にサスペンション性能を向上させるためのセッティングを随所に行なっていきます。リヤサスペンションアームAPIO製をセッティング。アームブッシュはIMPSバインディング・セッティングを施しました。

フロント・ビッグディスクローターとブレーキキャリパー強化ブラケットをセッティング。鋳鉄製ディスクローターは錆止めの黒色金属表面処理タイプとなりました。信頼性も高く、リーズナブルなブレーキ強化となります。

トランスファーガードと強化ブラケットAPIO製をセッティング。強化ブラケットはゴムブッシュを介してフレームと接合されるので、ねじれ剛性は期待できないと考えています。障害物ヒットによる破損に耐えうる強度が確保されるので信頼性が上がります。
フューエルタンクガードとキャニスターガードAPIO製をセッティング。JB64Wから樹脂製フューエルタンクとなったので、こちらもオフロード走行時の障害物ヒットで信頼性が飛躍的に上がります。強固で軽いフューエルタンクガードがカスタムパーツとして認知され、大昔の障害物ヒットによるタンクに穴が開くなどほぼ無くなり安心して走行を続けられます。が、フューエルタンクの穴の修復リカバリー方法を覚えておくことは必須です。
リヤパーキングブザーのソナーセンサーのブラケットをワンオフ製作。

コーナーウェイトゲージでカスタム後の車両重量を測定。

おおよそ、100kg増となりました。

タイヤはヨコハマ・ジオランダーMT/G003/6.5R16。ホイールは4x4エンジニアリングサービス・ブラッドレー/パールホワイトをセッティング。


とてもバランスの良いセッティングとなりました。実戦投入が楽しみですね。