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1/24 JB64WとJB23Wのスケールモデル製作

フジミ模型製のJB64Wのスケールモデル(プラモデル)を製作しました。実車を見慣れているので、24分の1はとても小さく見えます。接着剤不要のスナップキットなので、通常通り作れれば簡単です。ディティールアップを工夫しながら作っていきます。

グリルのメッシュエリアを抜きます。これだけでリアル感が出ます。

金型から射出成形は実車と変わらないとおもいますが、スケールモデルは表のみですね。すごい精度で成形されています。

フロントバンパーもメッシュを抜きます。フォグランプレンズが無いので、自作します。

フロントウインカーレンズも無かったため自作製作。

実車通り、ハニカムのレンズカットを入れるべく、工夫します。ハニカムメッシュを切り出し、UVレジンを垂らして球面に。

専用紫外線LEDライトで硬化させます。

グリルに合わせてみます。イメージ通りになりました。

フォグランプもUVレジンで自作。レンズカットは0.23mmほどのスジ彫りをしました。


ヘッドライトユニットはLED仕様の様でした。メッキ塗装を試みたのですが、失敗に終わりました。
フレームの端のフックループ部分を抜きました。

タミヤのパテをうすめ液で溶く、溶きパテを塗って、実車にあるコーティングを表現してみる工夫をしました。

サイドドア、バックドアを開口させるべく、切り出し。

ドアヒンジを0.4mm真鍮パイプと0.4mmステンレス棒で製作しました。ドア内側はほぼ全部作製になってしまいました。サーフェーサーを吹いた後、半艶ブラックをエアブラシしました。

ドア開口のボディートリム部分は、粘土パテを貼り付け、形作ったドアを押し付けおて、おまかな形を成形。ドア側にはリップクリームを離型剤として塗っておきました。2時間程度乾燥後剥がしました。
バックドアのボディートリムはプラ板を切り出し、枠を接着。ウェザーストリップを細いプラ丸棒を枠に沿わせるように接着。

IMPSトライアル・アルミホイールにしたいので、原型を製作。ポリパテをキットの純正アルミホイールに盛り付け成形。ポリパテとプラスチックの隙間が埋まりにくので、瞬間接着剤を流し込み成形。瞬間接着剤流し込みはタミヤのサンディング用を使いました。

製作した原型を元に、シリコーンゴムで型を取ります。

ウレタンレジンキャストで複製を製作。

それっぽいMTタイヤにしたかったので、アメリカ製の3Dプリントパーツを購入。こちらも、ものすごい精度で出力されていました。素材はUVレジン。ウレタンレジンもUVレジンもプライマー下地塗装を行い、塗装の剥がれ防止をしてエアブラシします。

そのままでは合わないので、こちらも型を取り、複製。複製品をサイズ加工を行い採用しました。
完成したタイヤ&ホイール。ホイールナットは六角形プラ棒を切り出し、ホイールに穴を開け差し込み。エアーバルブは円錐状に伸ばしたプラ棒を差し込み、満足な仕上がりに。

下回りの塗装を行いました。飾れば見る機会が少ないですが、それっぽく。フロントブレーキディスクローターはエッジングパーツを探し、貼り付け。車高は2.2mmくらいアップしました。

車内シートは柄があったので、ケブラーカーボン調のフィルムシートを貼り付け。上からスモークをエアブラシ。ここも組み立てればほぼ見えません。カーペットは紙ヤスリをグレーにエアブラシして多目的ボンドで接着。

インストルパネルは細かいスイッチ類を筆塗り。メーターにはセル画を用いて切り出し、貼り付け、光の反射を想定。

グリルガーニッシュをボディー色にエアブラシしたのち、出来上がった各パーツを組み付けますが、慎重な作業になっていきます。


完成。ボディー色はミディアムグレーにしたかったですが、調色レシピがわからず、フィニッシャーズ・ファンデーショングレーにしました。IMPSデカールはお客さまの自作でシルクスクリーンのパッド印刷を頂きました。素人にはできないデカール印刷を頂いて、とても嬉しいです。






フジミ模型・JB23W-10型スケールモデルを5型っぽく作製もしました。こちらはドアは開けず、グリルやエアースクープなどを5型っぽくしました。ボンネット形状を作り替えるのまでは技術が足らず断念。


ジムニーはスケールモデルでも楽しめます。