JB74W-3型・走行距離1300km。オーナーさんからサスペンションセッティングの御依頼からバランスを考えたサスペンションセッティングを提案。日常使いで快適安全なセッティングになりました。
タイヤはジオランダーX-AT/195/80R15へ組み換え。タイヤのグリップの安定性があります。転がり抵抗も少なく、ロードノイズも、ジムニー向けとしては静粛性が高いです。タイヤの選択からサスペンションセッティングは始まります。同時進行はあっても、この逆順はありません。タイヤは車の性能部品の大部分に影響があるのです。
フロントサスペンションではIMPSフロントサス・コントロールアームをセッティング。ドイツ・ビルシュタイン・モトレージ仕様ダンパーをセッティング。ノーマルコイルスプリングを踏襲。キャスター角はノーマルから角度が大きくなりますが、ダンパー容量とバルビングを働かせるため、タイヤ接地点からのキャスタートレールは最適化となります。
リヤサスペンションではリヤアームブッシュもセッティング。バインディング（アクスルの捩れる抵抗力）をやや強めるセッティングにより、タイヤの位置決め、フレームとサスペンションの位置決めに正確性を出すことで、不安な挙動を抑え、ダンパーへ正確な力の入力となり、車体を制御。そのためにはダンパーの性能アップも必要必須になります。
リヤビューをチェックしても自然な外観で格好良いです。日常使いに安心なサスペンションの動きになり、安全に乗っていけます。
