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JB74W-3型の街乗りと実践的クロスカントリー走行のためのセッティング

JB74W-3型の新車をベースに総合的なセッティングの依頼を受け付け、トランスファーのセッティングとガードの装備を担当しました。

自然吸気エンジンK15Bはアクセルレスポンスの素早さがあり、低速走行時のアクセルワークなどはややシビアに操作しなくてはならないとおもいます。シティーユースや長距離走行に有利なギア比でありますが、もう少しクロスカントリー走行向けにセッティングします。まずは、トランスファーの4x4HiレンジLowレンジ・ギヤレシオをチューニング。トランスミッションのギヤ比、デファレンシャルギヤ比を全て含めた総減速比を机上で確認すると、クロカン走行にとても有効なギヤ比になると考えています。全域のギヤ比のバランスがとても重要だと考えています。1速〜5速、4x4/Hiレンジ・Lowレンジギヤ、選択出来るギヤ比を持っていることが、刻々と変化するクロスカントリー路面へ、ドライバーが対応できる武器になるのです。

トランスファーガードと強化ブラケットを装着。ラダーフレーム中央付近は路面と接触する距離が近くなりがちになるため、ガードやブラケットの強化が必要です。

フューエルタンクガードを装着取り付け。下廻りを見ていると、可能な限り、ラダーフレーム下部にコンポーネントが突出しないようになっているとおもいます。フューエルタンクは樹脂製です。金属カバーに覆われていますが、強い衝撃が想定される場合タンクガードは必要なのです。その他にもサスペンション、デファレンシャル・エアーロッカー、ドライブシャフト、タイヤ、ウインチ、バンパーと多くのセッティングが続きます。