スキップしてメイン コンテンツに移動

JB23W-10型 K6Aシリンダーヘッド・オーバーホールとチューニング

JB23W-10型にて140,000km走行のため、オーバーホールの依頼を承りました

通常のオーバーホールと合わせて、ヘッドバルブ研摩を提案させていただきました。バルブ表面は、吸排気抵抗にとても影響があるためチューニングすることで、一般走行から高速走行のエンジン回転がスムーズになります。クロカン走行では、低速走行を余儀なく慣れるため、エンジン低回転時の吸排気効率が向上させることで、タイヤへ動力を伝えやすくしたいと考えています。ジムニーエンジンチューニングではエンジン低回転トルクを失わないようにバランスを考え行なっていきます。
バルブガイドとバルブステムオイルシールの径合わせがあるため、上手くマスキングを行い、1本づつ丁寧に研摩していきます。バルブシート当たり面も避けて研摩していきます。バルブシート当たり調整は後日、内燃機屋さんへ機械加工を行なっていきます。

バルブの面も鏡面にしました。バルブの面積は燃焼室で占める割合が高いです。

作業前のノーマル新品ヘッドバルブ。


ヘッドを取り外し、確認していきます。燃焼でカーボンスラッジの堆積がありました。
オーバーホールで完全除去をしていきます。ポート研摩のチューニングも行なっていきます。

取り出したヘッドバルブも、スラッジが付着。白っぽいカルシウム成分があると思われます。

バルブシート当たりも当たり幅が増えてきていました。バルブリフェースと当たり調整でオーバーホールとなります。
作業は続く、、、