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JB23W-10型 K6Aシリンダー・ヘッド・チューニング

吸排気ポートの研削と研摩のチューニングを行いました

K6Aジムニー最終型のシリンダーヘッドはマイナーチェンジを重ねてきた最終型。冷却水通路もポート形状も最適化されてきたヘッドです。それでも、大量生産品には変わりないため、ポートの段付き形状や、空気の流れを阻害する表面処理になっているため、スムーズな形状にすることを提案したところ、快諾いただきました。燃焼室エリアから覗く吸気ポート。バルブガイドは材質変更で後交換になります。
研削研磨前。作業前はカーボンスラッジなどの汚れは洗浄しておきます。
研削研磨前・吸気ポート

研削研磨後吸気ポート
吸気ポートをインテークマニホールドから。インテークマニホールドは1ポートで、ヘッドポートで2ポートに分かれる形状です。センターの隔壁形状もややエッジを立てました。もっと鋭利にしても良いとおもいますが、走行シーンを考えノーマル形状を出来るだけ踏襲することにしました。

研削研磨前・排気ポート。砂型の砂地になっています。シートリングの段付きも大きく、気筒間で形状も異なっています。型のパーテーションラインも存在しています。660ccの4バルブなので、とても小さく研削研摩作業が難しいのです。

作業前の排気ポート。

エキゾーストマニホールド側から。インテークマニホールドとは逆に、燃焼室エリアから2ポートで、エキゾーストマニホールドで1ポートになっていきます。排気ガスが通過するので、表面はスムーズにしたほうが流れもよくなります。
闇雲にポートを拡大する研削研磨はしません。ノーマル径を踏襲します。ガスケット穴のゆとり分があるからと大幅に研削してしまうと、圧力損失が大きくなってしまうと考えています。指の手応えで形をチェックしながら作業を行なっていきます。マニホールド取り付け面研も後作業になります。
作業は続く、、、