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ジムニーJA11 AT メンテナンス

JA11V 3ATの冷却水系統をメンテナンスを提案。ラジエータの内部の汚れが堆積しアッパー&ロアータンクとサイドブラケットのロウ付けが外れかかっており、オーバーホウルをラジエータ専門修理業者に発注。JA11V 3ATは5MTラジエータより面積が広いのです。ロアータンクにATフルードパイプが通りATフルードを冷やす構造のためです。
ラジエータオーバーホウルでは冷却フィン交換やタンク内部洗浄され、新たにサイドブラケットを取り付けられ、リペイントされてきます。新品部品と比べ価格がリーズナブルなのです。取り外されたラジエータは再生可能であることと、コア返却(デボジット)が条件であり、リユースパーツとなりエコロジーに貢献であるとおもいます。
ウォーターホースとエミッションホースを交換。ラジエータホースが取り付くホースパイプも腐食のため新品へ交換。

サーモスタットを点検。サーモスタットはエンジン冷却水流量の調整を行い温度の調整をする重要なパーツです。全体が冷却水による汚れが堆積。
サーモスタットの開閉を点検。ヒートガンでサーモワックスペレット部分を加熱。ワックスペレットは加熱すると膨張し冷却すると収縮する特性があり、ワックスが膨張し中心にあるロッドがケースに押され、リターンスプリング力に打ち勝つと開く構造。設定された温度で開くことと、バルブ全開時のリフト量を点検。バルブゴムパッキンの劣化を確認。
サーモスタット新品部品へ交換。サーモスタットのエアーブリードバルブは方向性があります。定期的な交換が大切です。
ラジエータを取り付け。ウォーターホース、サーモスタット、ヒータホース、ヒータホースバルブ、エミッションホースを交換。ラジエータキャップは純正新品へ交換。ラジエータキャップの定期交換も大切です。

フューエルリッドキャップ(ガソリン給油口)を交換を提案。JA22Wなどまでは金属製のフューエルリッドキャップ。ボディーから直接アクセスできる古き良き形。キャップの回りが固く、キーロック機構なども固く、現行タイプのスズキ純正部品新品に交換。
フューエルリッドキャップの裏側。ゴムパッキンが劣化しています。キャップの密閉させるスプリング部分も現行タイプはスムーズになっています。

フューエルフィルターを交換。
フューエルフィルターの内部フィルターに長年の汚れが堆積。多くのユーズドJA11などのジムニーはフューエルフィルターに汚れが堆積した状態でエンジン始動をしている場合が多いのです。フィルターの目詰まりにより燃料圧力が異常となりエンジンへ燃料が供給されなくなります。定期交換を勧めます。

IMPSではジムニーJA11の状態を判定後、定期的なメンテナンスプランを勧め整備実作業を得意としています。