JB43へ2012年にIMPSゼロラインR1をセッティング。JB23-10型へ車両を買い換え、サスペンションパーツをJB23-10型へ入れ替え、約14万キロ走行。 初めてのダンパーオーバーホールとなりました。IMPSゼロラインR1はフォックス社エマルジョンダンパーをIMPSオリジナルバルビングセッティングにて採用しています。 塩害によりダンパーシリンダー外観が錆による進行を受けていました。ダンパーシャフトシールやシャフト傷などによるダンパーオイル漏れは無く、オイルシール摩耗限界を迎えていました。定期的なオーバーホールが大切です。 IMPSダンパー分組室にてダンパーを分解し、洗浄後、ダンパー各パーツを点検測定。 基本的な消耗品はオイルシールとダンパーオイルです。シャフト表面の摩耗・傷が確認でき次第交換もしくは研磨となります。 消耗品以外のパーツに異常は無く、オイルシール&Oリングを交換組み付け。 ダンパーオイルはフォックスJM92ダンパーオイルにて組み上げ。左・新油。右・交換前旧油。オイルの劣化は熱を繰り返し発生させるためオイル成分が壊され劣化。オイルシールやOリングのクリアランス拡大やシール性悪化により外部から水分や異物が混入。オイル酸化の要因となります。劣化したオイルは減衰力を生まず、消泡性も低くなり減衰力を発生できなくなります。定期的なメンテナンスが大切です。 外観部の研磨を行い、防錆クリアペイント。ダンパーにはピローブッシュをセットアップとなっており、こちらも全て新品ピローブッシュに交換組み付け。 ジムニーに組み付け後、試走を行い、適正なIMPSオリジナルバルビングの減衰力を確認。 とてもスムーズなダンパーの動きに蘇りました。 定期的なサスペンションリフレッシュメンテナンスは大切です。