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2019新年早々F6Aエンジントラブル

 2019年よろしくお願い申し上げます。
F6Aエンジントラブル。各気筒圧縮圧力測定。No'2ピストンブローにより圧縮圧力は0kpa。
ピストン頂部からピストンリングNo'1~No'2にかけて溶融。クランクシャフト軸方向前方でやや排気バルブリセス側が極めてひどく溶融していました。

 ヘッドカバー内側、ヘッド内部のカーボン堆積も非常に多く、未燃焼状態がとても長く続いていた状態。ピストン頂部にカーボンが炭化し、ディトネーションが発生し溶融したと推測。ピストンリング溝の棚落ちの可能性もあると推測。


新たに乗り出し始めたユーズドジムニーF6Aに多く見られる症状がカーボン堆積です。今でも現役で乗り続けているF6Aも定期的なヘッドオーバーホウルや燃焼室のカーボン除去、ヘッドガスケット交換は当然のこと、タイミングベルト交換再調整、スパークプラグのセッティングなど常日頃エンジンの燃焼状態に気をつけることが大切です。
IMPSでは付帯整備も含め、正常適正なF6Aに蘇らせます。
作業はつづく〜