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1991年式 JA11C フロントホイールハブメンテナンス

 

フロントホイールハブの定期メンテナンス。ハブベアリングなどの大きな異常は無いですが、グリース切れの可能性は大きいためオーバーホウルです。

ナックルシールから少量のグリース漏れを確認。経年劣化が進んでいます。

分解を行い、ナックルを洗浄後、点検。液体ガスケット塗布部分を研摩。密閉性を保つために必要な作業です。

定期的にメンテナンスをされてきているので、内部の錆はありません。

アクスルのナックルボール部分は露出部分があるため、研摩して錆止め塗装。キングピンベアリングリテーナーを圧入して組んでいきます。

ドライブシャフトCVジョインを洗浄したのち点検。クラックなどの異常無し。CVジョイント専用グリースをパッキングして組んでいきます。

スピンドルブッシュ新品へ。現行新品部品はグリース溜まりの溝が変更最適化されています。

交換前スピンドルブッシュ。

新品ブッシュを圧入。ドライブシャフトCVジョイントに当たり、軸受けの役割を持ちます。
摩耗が進んでいると、ステアリング振れの要因にもなる部分です。


フリーハブを組み付け。錆びていたボルトは新品部品に交換。メンテナンスがしっかりしているので、手でスムーズにダイアルを回転できます。

ステアリングダンパーの交換依頼もあり、ステアリングリンクロッドを点検。
クロカン走行があるため曲がり損傷を定期的に確認。

ブッシュが完全に劣化しています。オーナーの記憶では 1993年に装着。

ステアリングリンクロッドにあるロッドエンドジョイントを点検。

ブーツを外すと汚れが堆積。ジョイント自体は非分解式のため、洗浄してグリースをパッキングします。

ブーツセットを用いてブーツを組み付けます。付属されるワイヤーをツイスターで締結。

ステアリングダンパーを交換。セッティング。シリンダー側がボールジョイントになっています。

サスペンションブッシュリフレッシュからフロントホイールハブO/H。そしてステアリングリンクロッドのメンテナンスとステアリングダンパーの交換セッティングとなりました。
定期的にメンテナンスをすることで、適正にセッティングされたJA11Cを乗り続けることが可能です。