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JA11V トランスミッションオーバーホウル & クラッチオーバーホウル

1st~2ndシフト困難

アクセルを踏み込みエンジン回転数を上昇させ、シフト操作を点検。1〜2速ギアに変速できない症状は、すぐに判明できます。同時にクラッチの状態も悪化していることは、クラッチペダルを踏み込んだ際のクラッチペダルの重さ踏み応えで点検。こちらも適正な状態ではないと判明できます。
マニュアルトランスミッションを取り外したところ、メンテナンスされていません。クラッチディスクの摩耗粉が大量に堆積。クラッチレリーズベアリング摺動部のグリースも減少しており、摩耗粉が入り込み、ミッションケースにダメージを与えています。
ベルハウジング内を洗浄し、クラッチカバーとクラッチディスクとレリーズベアリングとインプットシャフトベアリングとクラッチケーブル全て交換修理。フライホイール着脱、クランクリアオイルシールを同時交換することで、作業重複しない整備にしています。

トランスミッションはシンクロナイザリング全て、摩耗限度以上のため交換。ベアリング摩耗のためすべて交換。インプットシャフトの点検清掃。インプットシャフトクラッチディスクしゅう動部スプラインの状態はクラッチ接続に大きく影響します。
組み付け時のオイル塗布はレビテックG5を混ぜた組み付けオイルを使用。
基礎的な整備は走行で物を言います。しっかりしたメンテナンスをしていきましょう。