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クロカン基本走行ラインは面白い

プーさんで見てみます。
玩具で遊んでいるわけですが、こうして見ると判りやすいこともあります。
 プーさんの目の前に溝がありますね。これを通過しようとします。
溝に対して直角から通過しようとすると、両輪がほぼ同時に溝を乗り上げようとします。これはなかなか不利な走行ライン。
走行抵抗が急激に増えるのと同時に、荷重移動も不安定で、後輪タイヤの接地荷重は失われ乗り越えることが難しいです。


基本ラインは斜め


斜めにアプローチします。
前輪の片方が1つ降りました。すでにクロカンらしい姿勢ですね!1です。
右前輪が乗り越えます。次に左前輪が溝に降ります。同時に右後輪が溝を離れます。
左後輪はまだ溝の上。2です。
さらに斜めに進む。左前輪が溝を乗り上げ、右後輪が溝に降りました。(玩具なのでストローク致しませんが、実際はもう少しタイヤと地面の距離は短いです)と同時に右後輪が溝を乗り越えます。3です。
最後のタイヤ、左後輪を溝に降ろし溝を乗り越えます。4です。
1、2、3、4とひとつづつタイヤを乗り越えさせると良いわけです。

プーさん模型なのでサスペンションストロークを生かせませんが、実車ではサスペンションがストロークすることで、車体の傾きも低減します。
タイヤが溝を乗り越える瞬間はアクセルON。ひとつづつのタイヤを乗り上げることで、サスペンションストロークを把握しやすくし、アクセルを踏む時期もつかみやすいのです。
これだけですが、実際にはハンドル操作もあります。地面も刻々とグリップが変化します。速度のコントロールがあります。サスペンションという仕組みもあります。それらあらゆることを含めると、もっと奥深いことになりますが、全体像の把握をすることは大事なのです。手頃な溝があれば試してみると良いでしょう。