走行距離と稼働時間が経ち、ターボのメンテナンスとなりました。右側のMSK6-06スポーツタービン装着セッティングしていました。(現在は廃番部品)タービンからわずかなオイル漏れの痕跡があったため、ターボオーバーホールとしました。エンジンにはトラブルは無いです。ターボをオーバーホール作業中は左側のノーマルリビルトターボをセッティングします。 ブースト圧はセッティングして変更しています。タービンは常日頃MOTUL300Vエンジンオイルを用いているので、ダメージはとても少ないのです。ターボの潤滑はエンジンオイルで行うため、オイルメンテナンスがとても重要なのです。ですが、オイルが滲んで漏れてきてしまうのは、ターボ内部のベアリングやOリングの劣化や、ターボ内部のシール構造が圧力シールとなっているので、吸入側と排気側の圧力バランスが不安定になり、ターボからオイルパンへスムーズに落ちていきにくくなっているのかなとも考えられます。エンジン内のクランクケース内の圧力が高い場合も同様です。ターボのメンテナンスは故障する前に行い、エンジン本体のトラブルを起こさせない重要な整備です。 ノーマルターボを装着。 ターボは専門オーバーホール業社さんにお願いしました。社外改造ターボの扱いとなるため、保証は適用されません。 センターハウジングが点検され交換となりました。 出来栄えはとても丁寧に組み上がっています。 加熱使用後の排気ハウジングのフランジの面研磨もとても精度が出ているとおもいます。 交換された消耗パーツ。ベアリングやOリング、ターボの内部部品は細かいパーツが多くあります。タービンの回転バランスの適正化なども行われ、装着後試走が楽しみです。
JB64Wのお客様よりIMPSアルティメイト・リヤ・L.S.Dの装備セッティングを受け付けました 機械式差動制御を2wayで行えるため、アクセルワークに素早く差動作用がタイヤへ伝達され、トラクションが上がります。JB64W標準装備のブレーキ LSDはトラクションコントロールシステムのひとつであり、従来のブレーキをABSのように制御しますが、タイヤの空転をブレーキで抑えるのみで伝達トルクの増大は無いと考えています。機械式LSDはタイヤよりも前に素早く作動するので、タイヤが悪路路面でスタックしにくくなるので、ブレーキLSDトラクションコントロールの介入は少なくなると考えています。 デフのギヤ歯当たりも点検。良い馴染みが確認されました。IMPSアルティメイトLSDを組み付け、バックラッシュも安定して調整。 サスペンション・ブッシュのバインディングセッティングを提案したところ、サスペンションアームとブッシュが適正な物にセッティングされていたので、ショックアブソーバーを点検。交換時期であるのと、車体のフラつきが気になるとのことで、IMPSスポーツショックヘ入れ替えを提案。寸法を確認して問題無くセットできました。取り外されたショックアブソーバーはダイアル調整タイプでしたが、全域の減衰力が足らない印象です。尚、ストローク量も我々が考えるチューニングとは異なった考えだった様子。 IMPSスポーツショックにセッティング。ツインチューブ式でリーズナブルな価格でありながら、減衰力がきちんと働くように作られています。