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IMPSゼロラインR1サスペンションのセッティング

 

JM23Wの常連さんのIMPSゼロライン・サスペンションをアップグレードセッティングを行いました。

2009年にIMPSゼロライン・サスキットをセッティング。ダンパーはエマルジョンで、この当時はエマルジョン(ホースリモートリザーバー無し)の設定をしていましたが、現在は廃番です。
2024年までに、ジムニー車両の入れ替えもありましたが、セッティングパーツは引き続き使用を続けていらっしゃいます。ダンパーのオーバーホウルも兼ねて、ホースリモートリザーバーへアップグレードする運びになりました。通常は受け付けない作業となります。スペシャルセッティングです。フロントダンパーのホースリモートリザーバーのマウントでは、アクスルトレッド幅の軽自動車枠ジムニーはスペースの制約をとても受けます。大径タイヤのステアリング角度により、パーツの干渉の恐れが出てきてしまいます。(IMPSではボディーリフトや、サスペンションストロークを犠牲にした、大きなタイヤだけを装着したいだけのサスペンションセッティングは行いません)ノーマルサスストローク以上のストロークアップとなるため、タイヤが様々な箇所に干渉してきます。ホイールハウスの板金はもちろんのこと、細部を修正することもセッティングのひとつです。今回のスペシャル仕様はリモートリザーバーシリンダーボディーはスチールシリンダーの旧タイプにしました。(現在はアルミニウム合金削り出し材)スチールシリンダー内部のフリクションは現行と比べると大きいですが、強固な材質の耐久性は優れています。

リヤ周りホース・リモートリザーバーボディーは車体フレームのメンバーへマウント。外観は主張するようにしているわけではなく、使用中の不具合を外観から確認出来るようにしたいからです。また、ホースリモートリザーバーはホース長を伸ばせばマウントに自由度が出るかとおもいますが、ホース長やホース径はリモートリザーバーのフリーピストンのレスポンスに影響を与えると考えています。ダンパー性能を阻害しないよう、考慮してセッティングとなりました。