分解前点検ではリングギヤとピニオンギヤのバックラッシュが過大に。分解洗浄点検ではL.S.Dサイドベアリング摩耗交換時期と判定。サイドベアリングを新品パーツへ交換。
IMPSアルティメットL.S.Dはオーバーホール可能です。今回はクラッチディスクプレートの状態も良好。プレッシャーリング55度の損傷も少なく、付着した汚れを洗浄。
L.S.Dの組み付けでは専用L.S.Dオイルを塗布しながら組むことを推奨しています。イニシャルトルク点検。組み付けのイニシャルトルク点検はデフに入力トルクをかけていない状態のイニシャルトルクを点検。実際はエンジンからの駆動力が掛かった状態のイニシャルトルクがあります。無負荷状態のイニシャルトルクをチェックすることで目安になります。
バックラッシュが0.05mm多かったので、L.S.D差動にタイムラグがややありました。最適なバックラッシュ調整にてL.S.Dの応答性が改善。
定期的なメンテナンスがとても大切です。